私たちは島根県の西端、柿木村の有機農家の集まりです。

 

有機農業は生き方

 柿木村は島根県西部にある人口1,500余人の山村です。平成17年に隣町の六日市町と合併し吉賀町となりましたが、村名は残っており、現在は吉賀町柿木村となっています。

  

 合併前の柿木村は、高度成長に伴い過疎化に直面していました。農業では、化学肥料や農薬を使う近代農業が急速に広まる一方で、どこの田畑にもいたミミズやモグラなどの生き物が姿を消し始めていました。「いつか、わしらもやられる」そんな漠然とした不安を農家は抱えていました。さらにオイルショックも重なり、「自給をきちんとせずに金儲けだけを考えていてはいけない」、「どんな時でも自給をベースにしていればなんとかなる」と考えるようになりました。

  

 そこで、大規模農業を進める町、自給運動を進める町の両方へ視察に行きました。その結果、村民が選んだ道は“自給を優先した食べものづくりこそ山村の豊かさ“という考え方だったのです。それからは椎茸・ワサビ・栗などの特産振興に加え、有機農業による自給運動が村全体で始まりました。

自然環境

   柿木村のある吉賀町は、安蔵寺山を中心とした1,000メートル級の山々が嶺を連ねる西中国山地にあります。町の総面積の92%を山林(約70%が自然林)が占めており、広葉樹が四季折々の表情を見せてくれます。

 

 町内をほぼ南北に高津川が貫流し、その先の日本海に注いでいます。高津川の全長は81kmで、本流にダムがなく、水源が特定できる珍しい一級河川です。平成18年度、平成19年度、平成22年~平成25年度まで国土交通省の水質調査で水質日本一となっており、川にはゴギ、ヤマメ、オヤニラミ、ツガニ等、希少な淡水生物が生息しています。

 

 また、高津川の水源である平成の名水百選「一本杉の湧水」、日本の棚田百選に認定された「大井谷の棚田」、山陰唯一の「コウヤマキ自生林」、深谷渓谷の源流域である「長瀬峡」などの自然環境を有しています。

いつか、あたりまえになることを願って

 私たちは持続可能な暮らしを、未来の子供たちにバトンタッチしなければいけません。そのため、食と農・かきのきむら企業組合では消費者と共に、生産者の営農と生活、自然環境を守りながら、本来あるべき「農業」「食べ方」「暮らし方」を追求しています。

新着情報

 

2016/3/14 ブログを更新しました。