毎月第2・第4土曜日に広島市のアバンセ古江店で柿木の有機野菜を販売しています。
少し遅くなりましたが、12月12日のアバンセオーガニックマルシェの様子をお伝えしようと思います。
※広電古江駅より徒歩3分の位置にあり、広島で初めての高質食材専門のマーケットとしてオープンしたお店です。広々とした店内で、ゆっくりお買物できる売場づくりを創造。また、単に高級なだけの食材を揃えるだけでなく、徹底して管理された、安全性とこだわりの品質をお届けしています。(ユアーズHPより)
〈この日は年末ということで、店頭で餅をつき、その場で丸めて販売しました〉
「すぐ食べたい!!」というお客さんが多く、人気なお餅。
もちろん、柿木のもち米を使っています。
〈右端に見えるのは、草の庭さんの天然酵母パン。こちらも人気です。〉
〈この日は玄米餅も初登場!!包装も素敵です。〉
〈万次郎というかぼちゃを使ったパウダー売出し中です!ぜひ!〉
続けるうちに常連さんも増え、嬉しい限りです。今月は26日(土)にも出店させていただきます。また餅をつくかもしれません!!お待ちしています。
昨日からチラチラとしていて山の上は白くなっていたのですが、今朝は雪が降りました。
ようやく冬が来たという感じがします。
例年よりあたたかくて、農家のみなさんは戸惑っておられるようです。
「今年はぬくい」とあちこちで聞きます。
この前までししとうが出来ていました(笑)
それくらい暖かかったんですね。
これで一安心?なんでしょうか・・・。
でも自然が相手のことですのでわかりませんよね。
きっと地球さんも疲れているのでしょう。
あまり地球に負担のかけない暮らしをしたいものです。
おとといの夜(14日)はスカイプで柿木と東京をつなぎ、鍋会をしました。
じつはこれ先日来てくれた学生さんたちの打ち上げなんです。
それをスカイプでつないでお互い楽しもうということです!
こちらからは猪肉や野菜を送らせてもらい、東京の学生たちがおいしく調理してくれました。
〈写っていないものも含めて、だいたい20人分の野菜たち〉
〈序盤は鍋を作っているのを眺めるというシュールな展開に 笑〉
〈ついに完成した猪鍋。こっちから送ったのに「ええ肉じゃの~」と皆うらやましがる〉
〈こちらはこんな感じ〉
〈向こうから見たらこんな感じに〉
2泊3日という短い滞在でしたが、体験を共にした相手のことはお互いによく覚えており(おじさんたちは名前まではなかなかすぐには出てきませんが 笑)思い出話を楽しそうにしていました。
地域、地域といってもやはり入り口は“人”なので、一人ひとりが繋がっていけることはすごく大切だなぁと感じました。
学生さんのほうからも「また夏に行きたい!!」との声が多かったので、再会が楽しみです。
学生さんたちの体験レポートは、「まち冒険」というサイトに順次のせられていくので、そちらもチェックしてみて下さい!!
いつも野菜の取引をさせていただいている高津川倶楽部様
※高津川倶楽部とは
日本列島に暮らす私たちは自然の恵みを当たり前のように感じていますが、実は、世界第3位、森林率67パーセントを占める森が、その自然を支えてくれているといっても過言ではないのです。
今、森の荒廃が全国で進んでいます。過疎化や高齢化で、森の“お手入れ”がおろそかになっているからです。このままでは、「水と森の豊かな国、日本」は、遠からず幻想になってしまうでしょう。
しかし、日本各地の里山にはまだ、森に愛情を注ぐ方々が残っています。普段は、米や野菜を作ったり、シイタケ栽培やワサビ栽培をしながら、森の“お手入れ”をしているのです。
「高津川倶楽部」は、そんな方々のこだわりの産品を、“水質日本一”を6度も取得した島根県高津川や山口、広島、高知などから皆様の食卓にお届けしたいと考え、「日本に健全な森をつくり直す委員会」(委員長 養老孟司)と協働しています。ささやかな試みですが、やがては地域の若者や、I・U ターン者が、森の“お手入れ”をする仲間に加わり、森に活気が戻る一助になればと考えています。
「無農薬栽培」の安心で美味しいお米や野菜、森・川・海の幸、日本列島の「誇り」ともいえる品々をご賞味いただければ幸いです。
〈高津川倶楽部HPより〉
〈無農薬を選べば、買い物で守れる自然はあります!!〉
今日はキヌヤ本店さんの有機野菜コーナーに高津川倶楽部さんの野菜を並べてきました。ポップも新しくなり、華やかになりました。
〈なじみのない野菜をどうしたら手にとってもらえるだろうか〉
〈野菜の疑問があればどんどん教えて下さいね〉
栽培期間中無農薬・無化学肥料の高津川倶楽部のマークをまずは覚えていただきたいと思います。
野菜は益田市内のキヌヤさんに置いていますのでよろしくお願いします。
〈農家さんたちの自慢の一品が並びます〉
中嶋さんのところへは、初めての出店でしたがたくさんの方に野菜を買っていただきました。「また来てね~」と嬉しいお言葉も。
地元・柿木からも何人か遊びに来てくれて、みんな一升瓶を片手に帰っていきました(笑)
〈チラっと公開〉
〈お客さん一人ひとりと丁寧に話をする佐野さん〉
〈ポストカードや写真集の販売もしました〉
柿木の有機野菜のことを知っていただく良い機会となりました。また来月も出店のお誘いをもらったので、またお願いしたいと思っています。
11月21日から二泊三日で東京から大学生が11名吉賀町に来てくれました。
それぞれ3つのチームに分かれ吉賀町内で様々な体験をし、「都市と田舎をどうやってつなげていけるか」を大学生の視点で探してもらおうという趣旨でした。
企業組合では有機農業チームのコーディネートを担当させていただきました。
地元の方に混じって朝市を体験したり、Iターン・Uターンで有機農業をしておられる方の所で収穫体験をしたり、加工所に昔から勤めていたおばあちゃんたちに話を伺ったりしました。
〈朝市体験で、せっせと野菜を並べます〉
〈有機野菜の収穫を教わります〉
〈柿木での味噌作りのことなどお話を伺います〉
学生さんたちはもちろん色々な経験をしてキラキラと目を輝かせていましたが、柿木に住む人たちも若者がいるだけでなんだか嬉しそうな顔をしているのが印象的でした。
〈湧き水を汲んで、コーヒーを淹れたりもしました〉
〈Iターンで農業をされている方のところで、玉ねぎの定植のお手伝いをして~・・・〉
〈おやつに手づくりポップコーンをいただいちゃいました♪〉
〈夜は交流会、次の日は報告会でした〉
いろんな話が出たけれど、
①この町には都市にはない魅力で溢れていて、
②決して観光地化などせず、
③このままの自給ベースの暮らし方でいてほしい。
「そんなことでいちいち感動してくれるのか!」
と地元の方にとっても新しい発見がたくさんあったようです。
もっといろんな人に聞いて欲しかったなと思えるような素敵な内容でした。
“柿木は柿木のままでいい” そう再確認した日となりました。
「自然環境」と「暮らし方」を大切に守っていきたいですね。
〈最後はみんなで島根ポーズ!!〉
まち冒険のサイトhttps://machibouken.com/に学生さんたちの体験レポートがのるのでそれも楽しみです。
今回この企画でお世話になったbonoさん。http://www.bono.co.jp/
また協力しておもしろい企画が出来ればと思います。
11月21日の土曜日に、東京などの首都圏からPARC自由学校の方々が吉賀町へ視察に来られました。
※PARC自由学校は1982年にスタートしたオルタナティブな市民の学校です。毎年開講し、ついに今年で32年目を迎えます。これまでの受講生は7000名あまり。時代を先取りしたテーマで、普通の教育機関では味わえない講座を開いています。
講師陣には、それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者やジャーナリスト、また地域で新しい運動や事業を行なっている方々をお招きしています。最近は、かつて受講生だった方が、講師となるケースも増えています。また参加者は年齢層も10代から70代まで幅広く、様々な職業の方々が集まり、新しい出会いの場となっています。
〈NPO法人アジア太平洋資料センターHPより〉
〈棚田100選にもなっている大井谷の棚田〉
〈棚田を見ながら説明を聞く皆さん〉
〈棚田をバックに〉
その日の夜は、柿木村有機農業研究会の会員やIターン者との交流会が行われました。
農家のお母さんたちが地元の有機野菜や猪肉などで作ってくれた郷土料理には、皆さん感激されていました。
「どうですかー?」写真だけでもおいしそうで、また食べたくなっちゃいます!
吉賀町の有機米で作ったお酒も登場し、これにもみなさん「うまい、うまい」とすごいペースで一升瓶が消えていきました(笑)
〈自慢のお酒を紹介する、柿木村有機農業研究会長の福原さん〉
PARCのメンバーの皆さんは、それぞれに目的を持ってこの柿木に来られたようで、意識が高く、活発な意見交換がそれぞれの席で行われていました。
〈PARC協同代表の大江さん(左)〉
自分が住んでいるところが褒められるって素直に嬉しいです。
これからも自然環境、生き方、暮らし方を守っていかなくてはいけませんね。
PARCの共同代表の大江さんをはじめ、「またお会いしたいなー」と思う方々ばかりでした。
ぜひぜひ、また吉賀町に来ていただければと思います!!
先日、周南市にイベントの宣伝に行ったところ、たまたま知り合いのパン屋さんとごはん屋さんに遭遇。
立ち話をしていると、ゆずがほしいとのこと。
柿木にはそこらじゅうにゆずがあります。
採りきれないくらいあるので、もちろんおすそわけ。
農家さんのところへ行って狩ってきました。
高いところにあるので、高枝切ばさみを借りましたが終始上を向いての作業なので、見た目以上に大変です。
コンテナをいっぱいにしてやろうと思っていましたが、1時間弱でこのくらいになったので帰ってきました。
ゆずを渡すとパン屋さんもごはん屋さんもとても喜んでいました。
「ゆずは捨てるところがない」と。
皮はピールに、果汁は一升瓶の中に入れておけば春まで持つみたいです。
びっくりしたのがゆずの種が化粧水になるとのこと。
ビンにいれてお好みの焼酎を注ぐだけ。早速やってみると数日でねっとりとした感じになりました。
ただし、柑橘類のビタミンCはシミのもとになるらしいので朝起きてからではなく、寝る前につける方がいいそうです◎
こんな風に無駄がなく、買うものも少なくなる、そんな暮らしが理想です。
そうそう、ゆずをいただいた農家さんは牛も育てているので、見せてもらいました。
今柿木で牛を飼っているのは5件だけだそうですが、その昔は30件、もっと昔はどの家にもいたとのこと。
その頃の話をもう少し詳しく伺ってみたいなーと思いました。
雨の日の午後。
事務所では、Iさんが変色した米を一粒ずつ手で取り除いていました。
カメムシが米粒から汁を吸うことで、その部分が黒く変色してしまうんですね。
無農薬でやっている以上はある程度は仕方がないことです。
「スーパーで売ってるやつはもうきれいにされとるから、どうして黒くなるんかは作ってみんとわからんよね~」
とIさんは話していました。
確かにそうです。
白いのが当たり前、綺麗なのが当たり前になってしまっているのかもしれません。
Iさんの涙ぐましい努力の中に、気づかされた午後でした。
〈イベントのお知らせ〉
出会ったその日に盛り上がり、その勢いのまま始めることとなったイベントを今日はご紹介しようと思います。
周南市にある中嶋酒店で、野菜市と「有機という生き方」と題して、写真家・佐野高太郎さんの写真展を行います。
柿木村有機農業研究会では提携消費者グループに野菜の配送をしていますが、今回はその中の3件の農家さんを中心に撮影をしたものです。
どんな写真を使うか見せてもらいましたが、とっても素敵な写真ばかり!!
中嶋酒店は店主自らが全国を渡り歩いて仕入れているこだわりのお酒がたくさんあります。
クリスマスやお正月用のお酒を探しにいかがですか?
この企画を通して、柿木村の野菜や有機的な生き方を知っていただく良い機会になればなぁと思います。
〈イベント詳細〉
日時:12月4日(金)・5日(土) 9時~19時(入場無料)
※野菜市は5日のみ(9時~売り切れまで)
場所:中嶋酒店(山口県周南市久米旭ヶ丘984) http://nakashima-shop.com/
〈佐野高太郎さんプロフィール〉
1971年、北海道苫小牧市生まれ。高校卒業後、フリーランスの動物写真家として活動を始める。
1997年から2年連続で英ワイルドライフ写真賞入賞(動物の生態部門「エゾリス」。ポートレート部門「カラカル」)
2011年の東日本大震災を機に山口、広島への移住を経て2013年から島根県吉賀町に定住。
写真集に「KALAHARIチーターがいる砂漠」「北海道リスとナキウサギの季節」「高尾山ちいさな山の生命たち」がある。
11月15日、吉賀町農業文化祭が柿木会場で行われました。
午前中は雨の降る中でしたが、たくさんの方が来場されていました。
午後からは少しずつ天気も回復。
農産物、加工品、どれも自慢の一品が並び、それぞれの地区やグループでイキイキと販売をしている姿が印象的でした。
「○○さんちの畑で採れた○○ 」といったように、それぞれの特色を出した看板でアピール。
「あーこの人が作ってくれたんだなぁ」とか、「あそこの畑で採れたのかぁ」
って知れることは嬉しいし、ありがたいことです。
写真でその雰囲気や、会場の様子など少しは伝わるでしょうか?
やっぱり、人が大勢集まって活気があるのは嬉しいものです。
来年も楽しみですね!!
ご来場いただいた方は本当にありがとうございました。
ぜひまた吉賀町にお越し下さい。
今年のテーマは「たいせつなことに気づくこと」
毎日食べているものをあなたは、味や好み、価格や手間など、自分の都合や自分の幸せだけで選んでいませんか。私たちのいのちを支えているのは、私たち以外の数え切れないたくさんのいのち、その向こうには大地や水、それを取り巻く自然環境があります。その中に、私たちの社会があり、営みがあるのです。
全てのいのちはつながっていること、そのいのちを育む大きな循環のなかで私たちも生きていること、人間だけではなく、あらゆるいのちを巡る世界に目を向けること、そんなたいせつなこと、頭でわかっていても、一人ではなかなか行動の「はじめの一歩」が踏み出せません。まず、知ること。映画祭から始めましょう。
「みんなで大きな一歩」を踏み出すために。